昔は良かった?

気づき・つぶやき

「昔は良かった!」「昔は情緒があった!」そんな風に思うことが最近増えてきました。それはそれで良いのだろうとは思いますが、そう感じるのは、「その環境で育ち馴染んでいて慣れているから」という理由だけかもしれないと思うのです。

つまり単純に新しい事への興味・関心が薄れてきていたり、新しい事に挑戦する気力が薄れてきているのではないか?という気がします。

私が青年だった頃と比べても、今の生活は知らない間に、随分と便利に快適になっています。エアコンが各部屋にあったり、ほとんどの人が個人で電話を持ち歩いていたり。写真にしたって現像に出さずに済みます。しかも持ち歩いている携帯電話ですぐに撮影ができます。

恋人の家に電話をするときに「彼女の家の人が出てきたら嫌だな!お父さんが出てきたらどうしよう?」なんてドキドキしながら電話したことを、「昔は良かった」と思うか、「今なら携帯に電話したら直接繋がるから今の方がずっといい!」と思うかの違いだと思います。

今で十分便利で快適だ!という意見もあると思いますが、若い頃には夢の夢だと思っていた、自分の作った音楽や写真・絵画などの作品を自由に世界に向けて販売できるなんてことが簡単のできる世の中になっている!?と気づいた時に、過去を振り返って「昔は良かった!」と言ってる場合じゃないぞ!!と、

つまらない老人にはなりたくない私としては思うのです。

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